• しゅーたん

1食の国と、3食の国。

絵本の題材に出来そうなお話が頭の中に浮かんで来たので、

ブログにて公開いたします。


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ここは、1日1食の国。

農家の人達は畑を1つ持っていました。

トラックの運転手さんは、いつも10往復していました。

お店の人は100個の食べ物を売りました。

みんな1日3時間だけ働いていました。

ご飯を食べるのは夜だけ。

あとは遊んで暮らしていました。


こっちは、1日3食の国。

農家の人達は畑を3つ持っていました。

トラックの運転手さんは、いつも30往復していました。

お店の人は300個の食べ物を売りました。

みんな1日9時間も働いていました。

ご飯を食べるのは朝と昼と夜。

遊ぶ時間はありませんでした。


じつは、3食の国は、もともと1食の国だったのです。


1食の国で、トースターを作っている会社の社長は、お金が大好きでした。

その社長は、

「1日3食たべた方が元気になります。」

と、みんなに言いました。

みんなが1日3食たべるようになったので、トースターがたくさん売れました。

社長はお金持ちになりました。


3食の国では、糖尿病になる人が3倍になったので、お医者さんがお金持ちになりました。


それを見ていた建設会社の社長も、お金が大好きでした。

その社長は、

「大人になったら、親と離れて暮らしましょう。」

と、みんなに言いました。

みんなが別々に暮らすようになったので、家がたくさん売れました。

社長はお金持ちになりました。


3食の国では、ケガをする大工さんが3倍になったので、

お医者さんがお金持ちになりました。


それを見ていた新聞会社の社長も、お金が大好きでした。

その社長も、

「1日3食たべた方が元気になります。」

と、みんなに言いました。

新聞を見れば元気になれると思われて、新聞がたくさん売れました。

社長はお金持ちになりました。

トースターを作っている会社の社長からお金をもらって新聞を書いたので、

社長はもっともっとお金持ちになりました。


3食の国の人たちは、1日9時間働いて、たくさんのお金を使って、

病気に苦しんでいました。

遊ぶ時間なんて、ありませんでした。

それに我慢できなくなった一部の人が、1日3時間だけ働いている、

1食の国へと移住をはじめました。

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