- しゅーたん
キックの作り方とオススメのフリープラグイン
最終更新: 2020年6月14日
皆さん、おはこんばんにちは。
どうも、しゅーたんです。
今回はキックの作り方と、オススメのフリープラグインを紹介したいと思います。
ダンスミュージックを作る上で、曲の重心となり曲を支える最重要な要素であるキックの音ですが、今回は、
・エキサイター
・EQ
・マキシマイザー
を使って、キックの音を作って行きたいと思います。
そして、今回はすべてフリーのプラグインのみで音作りをしたいと思います。
では、まず今回使うフリーのプラグインを紹介したいと思います。
Thrillseeker XTC
まず最初に紹介するのが、エキサイターのプラグインです。
3バンドのエキサイタープラグインで、低・中・高音域にそれぞれ倍音成分を加えて、音を太く、そして明るくきらびやかにする事が出来るプラグインです
エキサイターは使える場面が多いので、何らかのエキサイターを持っておく事をオススメします。
Luftikus
次に紹介するのが、イコライザーのプラグインです。
バンド固定のEQですが、Q幅が広く、なおかつ独特の挙動をするEQなので、つまみをひねるだけで直感的に音作りをする事が出来るEQです。
動作もかなり軽く、素晴らしく使いやすいEQなので、是非ともDLして頂きたいフリーのプラグインです。
TLs Maximizer
最後に紹介するのが、マキシマイザーのプラグインです。
フリーのマキシマイザープラグインですが、中々音が割れずに、簡単に音圧を稼ぐ事が出来ます。
もちろん、有料のリミッター系プラグインの方が性能が高いですが、充分に使えるプラグインですし、動作がかなり軽いので、トラック差し用のマキシマイザーとしてDLしてみるのはいかがでしょうか?
では早速、上記のプラグインを使って音作りをして行きたいと思います。
まずは、このようなキックのサンプルを元に音作りをして行きたいと思います。
このままだとキックの余韻が長くてベース音のようになってしまっているので、まずはフェードアウトさせて、このように歯切れの良いキックの音色にします。
すると、現代的な音色になり、EDMのキックでも使えそうな音色に近づきます。
このままだと地面を揺らすような低音の成分が足りないので、

このようなパラメーター設定で低音を太くして、高音域のペチペチ感も追加してあげます。
すると、このような音色になります。
ちなみに、この音色を作っている間、

このような設定で、リミッター代わりにマキシマイザーを掛けた状態で作業を続けています。
さて、先程の音色でも充分に太さが追加されたのですが、ここから更に、

このような設定でイコライジングしてあげると、このような音色になります。
さらに太さが追加され、高音域の抜けも良くなり、迫力のある音色に変わりました。
エキサイターを掛けただけの状態だと、中低音域や中音域のモワッと感が気になったので、そこを削る事により、現代的で明るい音へと変貌しました。
(今回作成したKickのワンショットのwavファイルは、こちらからDL出来ます。)
今回作成したキックの音色の作り方をまとめると、
1, キックのサンプルをフェードアウトさせて余韻を短くする
2, エキサイターで倍音成分を付与して音を太くする
3, EQでドンシャリ寄りに調整する
といった感じになります。
エキサイターで倍音成分を付与してEQで調整する事が出来れば良いので、皆さんにも気軽に再現して頂けるように、今回はあえてフリーのプラグインのみで音作りをしました。
この記事が、皆さんの参考になれば幸いです。