- しゅーたん
コード進行MIDIファイル集
最終更新: 2020年6月14日
皆さん、おはこんばんにちは。
ギターでFのコードが押さえられないしゅーたんです。
ちゃんと押さえてるつもりなのに、ポフポフポフポフって音が鳴ります。
突然ですが、今回は色々な種類のコード進行のMIDIファイルを用意しました。
「曲は作りたいけど、コード進行とか全然分からん!」
という方の為にzipファイルで用意いたしました。
MIDIファイルを読みこんでストリングスやシンセパッドやピアノやアコギで鳴らすと、そのまま楽曲で使えるようなデータ群になっています。
これらのコード進行を参考に、自分らしいコード進行やボイシングを考えて頂ければ幸いです。
さて、今回用意したコード進行の中から、定番のコード進行を3種類紹介したいと思います。それが、
1,カノン進行
2,王道進行
3,小室進行
この3種類の進行です。
まずは、カノン進行と呼ばれるコード進行ですが、これはパッヘルベルのカノンというクラシック曲の低音部の音をもとにして作られたコード進行で、
C G Am Em F C F G
というコード進行になります。
Cから4度下のGに進行し、Gから1音上のAmに進行します。
そして、Amから4度下のEmに進行、Emから1音上のFに進行します。
そしてFから4度下のCに進行するという規則的な進行をした後、
またCに戻る為に、サブドミナントであるF、そしてドミナントであるGと進行します。
8つめのコードがGである為、Cへと違和感なく進行でき、このコード進行を何回も繰り返す事が出来ます。
このように、ずっと繰り返す事が出来るコード進行を、
"循環進行"
と言います。
カノン進行は循環進行なので繰り返しやすく、トップノートを"ドシラソファミファソ"や"ミレドシラソラシ"のようなスムーズな流れにする事が出来るので、使いやすく汎用性の高いコード進行です。
メジャー調の曲でコード進行に悩んだら、とりあえずカノン進行を使ってみるのも良いかも知れません。
次は、"王道進行"と呼ばれるコード進行ですが、これはJ-POPで頻出するコード進行で、
F G Em Am
というのが基本形です。
テンションノートを足すと
FM7 G Em7 Am7
のような形になり、
ノンダイアトニックコードを加える場合は、
FM7 G E7 Am7
のような形になり、
ベースラインで分数コードを使って、
FM7 G E7/G# Am7
という形になります。
Fから始まるコード進行は感動的な雰囲気を感じやすく、ノンダイアトニックコードや分数コードを使うと、ベースラインが、
F G G# A
のように、半音を強調する事になるので、より一層感動的な雰囲気になります。
Cから始まるコード進行は明るくなり、Amから始まるコード進行は暗くなりがちですが、Fから始めると、その中間点のような雰囲気で、なおかつ感動的な雰囲気になります。
最後に、小室進行と呼ばれるコード進行ですが、これは、
Am F G C
という形が基本形になります。
Am F G C G7/B だったり、
Am F G C E7/B といった変形パターンもあります。
このコード進行はマイナーコードから始まるコード進行ではありますが、その後Cのコードに向かうので、あまり暗くなり過ぎずに、スタイリッシュな雰囲気になります。
小室進行と似たコード進行に、
Am F C G
といったコード進行がありますが、こちらは洋楽やEDMなどのダンスミュージックで使われる事が多く、3つめのコードまでトップノートをCにする事が出来るので、コードが変わっている感じはあるけど、コードの動きを大きくしたくなかったり、エモーショナルにはしたくないといった、スタイリッシュな楽曲を作りたい時に使えます。
このコード進行にテンションノートを加えても、スタイリッシュな雰囲気になります。
今回は定番のコード進行を紹介しましたが、他にも様々なコード進行が存在するので、コード進行に注目しながら音楽を聴いてみるのも楽しいかも知れませんね。