• しゅーたん

Pulsar Muが大好きです

最終更新: 6月14日

皆様、おはこんにちばんわ。 しゅーたんと申します。


好きなプラグインについて語りたい事が山程あるのですが、TwitterでつぶやきまくるとTLを汚しまくりーの流しまくりーのになってしまう為、ブログにて書こうと思った次第でございます。


さて、最近話題のPulsar Muというアナログエミュレーションのコンプレッサープラグインがございますが、ワタクシはこのプラグインが大好きでございます。

以前はマスタリング用のコンプとしてT-RackS Opto Compressorを使用しておりました。 このプラグインはM/S処理が出来るので、ダンスミュージック特有のセンターによったキックやベースのピークだけを叩けるというのがメリットですし、Opto Comp特有の反応の遅さがメリットとなり、なめらかかつトランジェントを通過させたリズミカルな雰囲気に仕上げる事が出来ます。 ですが、Pulsar Muに出会った瞬間に、今後はコチラのプラグインを使い続けようと思いました。 すでに完成している曲のマスタリングコンプを入れ替える事によって、様々な要素を一瞬で聴き比べる事が出来るので、自分はマスタリングコンプを差し替えるという手法でデモを行っております。 最近話題になった様々なコンプレッサーは、どれも音質が素晴らしく、製作者の方々には心の底からのリスペクトを送っておりますが、自分が意図した操作が出来ないコンプレッサーが多い状態でした。


トラディショナルな音楽ですと、M/S処理によるステレオイメージの崩壊をデメリットとして挙げる方がいらっしゃると思いますが、モダンなダンスミュージックであれば、むしろM/S処理の重要性が高まってきます。


EDMのようなキックやベースがバリバリと鳴りつつも、上モノの破壊力を残しつつパンチがあってリズミカルなトラックに仕上げようとする場合は、やはりM/S処理が必要となってきます。


なので、M/S処理が出来ないコンプレッサーというのは、個人的な選択肢としては外れてしまうというのが現状です。 もちろん、アコースティックな音楽であれば、現実を再現したリバーブの空間を、M/S処理によって破壊するデメリットの方が大きくなってしまうので、M/S処理の有無よりも、リバーブが持つキャラクターやナチュラルさ、通した時の音のリアリティの方が重要になってくると思われます。


ですが、ワタクシ個人といたしましては、ダンスミュージックを制作する事が多いという理由があるので、M/S処理が出来るかどうかというのが重要になってきます。




・Pulsar Muのヤバさを語ります。


さて、ではPulsar Muというプラグインの素晴らしさについてお話をしたいと思います。

Pulsar Muは、そのモデリング技術が素晴らしいらしいのですが、ワタクシはPlugin Boutique上に掲載されていた英語で書かれた技術記事に関しても何がなんだかチンプンカンプンですし、アナログ機材に関して詳しくないので、そこに関しては深く語れません。 ただ、 「こんな感じの音、好きですわ~。ありがとう~。」

という感覚を感じたので、購入への意欲が20%高まりました。 そして、M/S処理が行えるプラグインだと分かったので、

購入への意欲が30%高まりました。 さらに、パラレル・コンプレッション(ニューヨーク・スタイル・コンプレッション) が行えると知ったので、購入への意欲が40%高まりました。


それに飽き足らず、サイドチェインEQや先読み・後読み機能が付いていると聞いて、 トランジェントを通過させる事によって音の粒立ちを良くする事が出来ると聞いて、 購入への意欲が5000兆%高まりました。




・M/S処理が好きです


ダンスミュージックのキックやベースの音色をサイドに広げようとすると、位相トラブルで音を打ち消し合ってしまう可能性もありますし、マスタリング時に不便になってしまう可能性があります。 なので、ダンスミュージックのキックやベースはセンターに配置するのがセオリーとなっています。


ワタクシがダンスミュージックを作る際も、シンセでベースの音色を作る際は絶対にモノラルで作りますし、キックのサンプルを使わずにシンセで作りたくなった場合は、もちろんモノラルで作ります。 キックの音色はサンプルを使った方が作業時間が短くなりますが、Trapなどのジャンルであれば、キックの余韻がそのままベースの音程になるような音色もある為、一部ジャンルの音楽はシンセでキックを作りますが、もちろんモノラルです。

Mixやマスタリングを行う際に、エレキベースの最低音の1オクターブ上のE2の音程である

82Hz以下だけを聴いた時にバランスが整うようにしつつ、 82Hz以上の倍音成分を聴いた時にもバランスが整うようにしたいので、EQで処理して位相を歪ませるのではなく、Sine波をDriveさせて倍音成分を強調する事により、82Hz以上のバランスを整えたいので、シンセでベースを作りますし、モノラルで作ります。


では、キックの音色をモノラル化し、シンセでベースを作る事によるメリットは何なのでしょうか。

それは、M/S処理を行う際にMid / Sideでダイナミクスをコントロール可能だと言う事です。


EDMのような、ふっといキックの音色が入っているトラックの場合は、L/Rのコンプを使ってしまうとキックの音色が入って来た瞬間だけ大幅なゲインリダクションが行われてしまいます。 すると、上モノの音量も下がってしまうので、キックの音色が鳴った瞬間に上モノの音が遠くなってしまいます。 これを解消しようと無理やりリミッターで音量を上げると、歪んだ汚い音色になるだけです。


これを解消する為には、どうすれば良いのでしょうか? それは、M/Sコンプを使うという事です。 M/Sコンプを使えばMidの成分だけをコンプレッションする事が出来る為、キックのアタック成分だけをコンプレッションしつつ、ワイドに広がったシンセの音色には、あまり影響を与えません。 なので、M/Sコンプを行えるという事が、ダンスミュージックにおいては、とても重要になってくるのです。 ダンスミュージックではないとしても、キックの音色に迫力を持たせつつも、ボーカルやギターに影響を与えたくないのであれば、M/Sコンプの使用を検討するのもアリかも知れません。




・Side-Chainの有用性


Pulsar MuのSide-Chain EQを用いる事によって、超低音域だけをスルーしたり、コンプが掛かっても音の明瞭性を維持する事が出来るというのも素晴らしいです。


それも素晴らしいのですが、個人的に 最 of 高 だと思ったのは、Look-Ahead Look-Behindが選べるという事です。


Look-Aheadアルゴリズムを使用する事によって、極端にブーミーなキックでもアタックタイムを最速にすれば完璧にコンプレッションを行える為、キックが歪む事がなくなります。 Looh-Behindアルゴリズムを使用する事によって、コンプが作動するまでに最高で100分の1秒(10msec)のタイムラグを発生させる事が出来るので、EDMのキックの音程が下降しきる前の中音域以上の、”コツっ”とした音色や、アコースティックな打楽器のトランジェント成分を強調する事が出来ます。 これによって打楽器のリズムを一瞬で認識できるようになりますし、心理学的にも音量が大きく感じるというメリットがあります。


なので、Side-Chainで操作できるパラメーターが多いというのは、実に素晴らしいですね。 理想の”音楽”に近づける為の手段は、多ければ多い程いいですよね。




・パラレルコンプは、もはやシンセサイザー。


パラレルコンプというのは素晴らしい発明だと思います。 コンプレッションされた音色と、原音を混ぜるという技法が、 ・パラレルコンプレッション ・NYコンプレッション という名の呼び名で呼ばれているのですが、Pulsar Muでも原音とコンプされた音を混ぜる事が出来ます。


これによって、どのようなメリットがあるのかと言うと、なんだかパンチのない録音されたドラムのアタック感を強調する事が出来るのです!! アタックを遅めに・スレッショルドを大げさに設定してコンプレッションを行うと、アタック部分だけはスルーされるので、アタック成分だけを抽出した音色を作る事が出来ます。 そこに原音成分を程よく混ぜてあげると、あら不思議。 音の太さを維持しつつ、パンチのあるアタックの打楽器の音色が完成いたします。 コンプレッサーって、エフェクトと言うよりは、むしろシンセサイザーですね。


いやぁ~、パラレルコンプって最高ですね。


Mixやマスタリングって面白いですね。




・まとめ?


さて、長々と語って参りましたが、Pulsar Muは最高のプラグインなのです。 なので、買いましょう!!

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