- しゅーたん
トランスの作り方 その1 ~キックとベースが作る大地~
最終更新: 2020年6月14日
皆さん、おはこんばんにちは。
私がトランス大好きマンです。
立派な家を建てるにはしっかりとした土台が必要なように、
トランスを作るにあたっても、キックとベースで低音域を支えるのが重要です。
レアチーズケーキも下地のクッキーが支えてくれているから安定しますからね。
(ですが、自分は上のレアチーズの部分だけを食べたいです。)
トランスにおけるキックとベースですが、拍の頭にキックを配置して、その裏にベースを配置する事がほとんどです。
例えば、このようなキックの音色を4つ打ちで配置しますが、このままだと音の余韻が長すぎてベースとぶつかってしまうので、このように音をフェードアウトさせた歯切れの良いキックを並べて、倍音を付与する系のプラグインで低音などを補強してあげます。
(青色の文字をクリックすると音を聴く事が出来ます。)
EQで低音を補強したり高音域の抜けを良くするのも良いと思いますが、個人的には倍音を付与して音を太くする方向性で音作りをするのが好きです。でも、象さんの方がもーっと好きです。
次に、ベースラインを打ち込むのですが、このように、

裏打ちで入力します。
ベースの末尾を少し短くしてあげると、ベースの音のあとに一瞬の空白が出来るので、
キックの音がハッキリと聴こえやすくなります。
先程のキックにこの様に入力したベースラインを足してあげると、このようになります。
これだけでも充分なのですが、低音域にシーケンスを足してあげると、低音域が補強され、ドライブ感を加える事が出来ます。

先程のベースの音色を微調整して、低音域にこの画像のように打ち込んだシーケンスを加えると、このような雰囲気になります。
低音域のパートはこれで完成したので、次回はここにシンセリードを加えたいと思います。